安保法制許せば戦前の昭和史繰り返すことになる

2015年10月04日 07:42

生活の党の小沢一郎代表は3日までに「違憲立法(安保法制)を許すならば、戦前の昭和史を繰り返すことになる」と最大の警告を談話で発信した。

 小沢代表は談話の中で、成立した安保法制について「安倍政権は安保関連法を数の力で強引に成立させた。今後、日本は『時の政府の判断』で憲法の前文や第9条にある平和主義、国際協調という基本理念を全く無視し、海外のどのような紛争にも無原則に自衛隊を派遣できるようになる」と強い懸念を表明。

 小沢代表は「安倍首相は『外国にいる邦人を救出する』、『ホルムズ海峡に機雷が撒かれて海峡が封鎖されると日本は存立危機事態に陥る』などと説明した。

 「これは戦前の大本営発表で使われた言葉と全く同じです。『邦人の生命を守る』、『満蒙は大日本帝国の生命線だ』・・・。そして日本は戦争に突入していった。安倍内閣は正にそれと同じような言葉を使って国民を欺いている。このような考え方に基づく、今回の違憲立法がまかり通れば、戦前の昭和史と同じことを繰り返しかねません」と警鐘を鳴らしている。(編集担当:森高龍二)