昼休み、デスクに突っ伏して仮眠をとる人をよく見かける。15分程度の短い睡眠で、疲れが取れるという人は多く、最近では昼寝を推奨する企業も出てきた。そんな風潮もあってか、若手社会人の過半数が「会社で昼寝をしている」との結果が、オウチーノの調査で明らかになった。
調査はオウチーノ(本社・東京)が、20~39歳で首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)在住の会社員・公務員の男女552人を対象に、インターネットで実施。「あなたは勤務中、昼休みなどに昼寝をしていますか?」と聞いたところ、「毎日する」が14.7%、「する日の方が多い」が18.1%、「しない日の方が多い」が24.3%、「全くしない」が42.9%だった。「全くしない」人を除くと、若手社会人の半数以上が昼寝をしている。
「会社で昼寝をする場合の平均的な睡眠時間」を答えてもらった結果、「5分以内」が7.6%、「~10分以内」が18.7%、「~15分以内」が29.2%、「~20分以内」が21.3%、「~30分以内」が14.6%、など。最も多いのは「15分以内」だ。ランチを食べてからデスクで仮眠となると、このくらいが現実的なのだろう。
「快適な昼寝のために、あなた自身が工夫していることはありますか?」と聞いたところ(複数回答)、「体を横にする」が19.9%、「耳栓やヘッドフォンを使用する」が15.6%、「枕を使用する」が14.6%、「アイマスクを付ける」が8.6%、「暗い部屋で寝る」が6.3%、「その他」が1.5%、「特になし」が33.5%だった。全体の66.5%が、快適な昼寝のためになんらかの工夫をしている。「タオルをかぶる」(33歳男性)、「座布団の上にうつぶせ」(29歳女性)など、さまざまな声も寄せられた。
「昼寝の前後ではどのような効果を感じますか?」と複数回答で尋ねた結果では、「寝不足が解消される」が29.1%と最も多い。次いで「頭の回転が良くなる」(22.6%)、「体調が良くなる」(21.5%)、「ストレスが解消される」(14.8%)など、全体の9割が昼寝の効果を実感している。20~30代の若手社会人にとって、昼寝は午後からの仕事を効率的に行うための「効果的な習慣」のようだ。(編集担当:北条かや)