ジーエフケー ・ライフスタイルトラッキング・ジャパンは、全国の自動車保有者約1万3,000名に対し、バッテリーの購買に関するインターネット調査を実施した。そして、その調査結果から、バッテリー交換のきっかけと購入時の重視点について発表した。
それによると、一番最近バッテリーを交換したきっかけについて調査したところ、最も多かった回答は「バッテリーがあがってしまったから」で26%を占めた 。これに次ぐ回答は「定期点検で交換を勧められたから」で16%、「車検で交換を勧められたから」は15%を占めた。バッテリーがあがった経験がある人は回答者全体の64%にのぼったが、その中でもバッテリーがあがった経験が多い人は繰り返しバッテリーをあげていることがわかった。
一方、過去にバッテリーがあがってしまった経験がない人については、「定期点検で交換を勧められたから」がバッテリー交換の最も多いきっかけで、定期的なメンテナンスや交換でバッテリーの状態を保っていることが伺えたとしている。
バッテリーがあがった際の対処方法としては、「知人の車にブースターケーブルをつなぐ」が40%強で最も多く、2位の「JAFのロードサービスを依頼する」の23%と大きく差がついたとしている。
また、バッテリーを購入する際に最も重視する点について尋ねたところ、50%強が「メーカーの信頼性」と回答した。ただし、この重視点はバッテリーの購入場所によって傾向が異なり、ホームセンターでの購入者の最多回答は「バッテリーの価格の安さ」となった。2015年8月に実施したエンジンオイルの購入調査でも、ホームセンターでの購入者は「価格の安さ」を重視するという同様の傾向が現れていた。
一方でインターネットでの購入者は、エンジンオイルでは「価格の安さ」を重視するが、バッテリーでは「メーカーの信頼性」を重視するとしており、傾向に違いがみられたという。インターネットでの購入者は自分でバッテリー交換をする人が8割以上と車に関する知識も豊富だが、バッテリーは製品寿命が長いため、頻繁に交換するオイルよりも安全性や耐久性を意識していると思われる。また、タイヤメーカー専門店での購入者は、「バッテリーの性能ランク」を重視する人の割合が他ルートより高かったとしている。
バッテリー購入時において最も重視されるのは、メーカーの信頼性であったが、現在使用しているバッテリーのメーカー認知率はそれほど高くないことも明らかになった。バッテリーメーカーを「一つも知らない」と回答した人は17%にのぼり、女性に絞ると50%以上を占めた。さらに、バッテリーのメーカーを一つ以上認知している人であっても、現在自分が使用しているバッテリーのメーカーが「わからない」人は47%にのぼり、女性では8割弱に達したとしている。(編集担当:慶尾六郎)