財務省は平成24年分の貿易統計速報を24日発表した。輸出は2年連続して減少し、輸入は3年連続して増加した。輸出から輸入を差し引いた金額はマイナス6兆9273億円と過去最大の赤字になった。
財務省によると、自動車の輸出は伸びたものの、船舶や半導体などの電子部品の輸出が減少し、液化天然ガスや原粗油などの輸入増加が目立ったとしている。
金額ベースでは輸出は63兆7446億円、前年に比べ2.7%減少した。輸入は70兆6720億円と前年より3.8%増加した。
輸出先では特に中国への輸出が2年連続して減少し、前年に比べ10.8%の落ち込みをみせていた。(編集担当:森高龍二)