菅義偉官房長官は8日の記者会見で「TPP協定及び整備法案について閣議決定された」とし「本日国会に提出される」と発表した。
菅官房長官は「TPP協定締結について国会承認を求めるとともに、協定を実施するために必要不可欠なものとして、関連する国内法の規定の整備を総合的・一体的に行うもの」と法案の内容を説明した。
そのうえで、菅官房長官は「TPP協定は21世紀型の新たな共通ルールをアジア太平洋に作り上げ、自由で公正な『一つの経済圏』を構築する試みであり、世界のGDPの約4割(3100兆円)、人口8億人という巨大市場を作り出す、アベノミクスの成長戦略の切り札」とTPPのメリットや期待できる効果をアピールした。
菅官房長官は「TPP協定を実際に発効させ、効果を実現させることが極めて重要」とし「我が国が率先して動くことによって、TPP協定の早期発効に向けた気運を高めていきたい。今国会で承認いただき、法案が成立できるよう審議をお願いする」とアベノミクス促進にとって最重要法案であることを示した。(編集担当:森高龍二)