自民党の谷垣禎一幹事長は8日、TPPについて夏の参院選挙でどのように訴えるのかとの記者団の質問に「訴え方はこれからいろいろよく練っていかなければならない」としたうえで「これだけ大きな自由経済圏が太平洋を挟んでできる。これは極めて大きなチャンス」と改めてメリットの大きさを訴えた。
谷垣幹事長は例えとして「海外に進出するときに知的財産権みたいなものがすぐ侵害されてしまうなどというようなことが取り払われる。地方で優秀な能力を持っている中小企業等が海外に進出しようという場合に非常に大きなツールになると思う」と語った。
また「これによってある意味でダメージというよりか、いろいろな困難が予想されるところにはそれ相当の手も今、打っているので、そのことも十分に申し上げていかなければいけない」とTPPによるマイナス面への対処策もアピールしていくとした。政府はTPP関連法案を8日、閣議決定した。今国会での成立を目指す。(編集担当:森高龍二)