辺野古移設への協力が大前提 普天間で防衛相

2016年03月28日 08:00

 中谷元防衛大臣は27日午後、沖縄県の翁長雄志知事との会談後の臨時記者会見で、翁長知事から普天間基地の閉鎖についての考えを求められたとし「政府としては、できることについては全て行うということ、そして、実現のためには名護市辺野古への移設への理解と協力があること、これが大前提であるということをお答えさせて頂いた」と改めて辺野古への代替施設建設が大前提になることを伝えたとした。

 また、辺野古移設が唯一の解決策という政府方針について、中谷防衛大臣は翁長知事に対し「県外へ、国外へということもあったが、結果として再び辺野古しかないというようなことで、再び、こういった問題が混乱すると、より一層普天間基地の固定化、存続が続くので、政府としては、一日も早く、普天間基地の抱える危険性の除去に努めていきたいと思っている」と理解を求めていく考えを伝えたとした。

 また、中谷防衛大臣は、オスプレイの安全性についても、改めて翁長知事に説明したとした。(編集担当:森高龍二)