今春大卒者の就職率 4月1日現在93.6%

2012年05月16日 11:00

 今春大学を卒業した学生の就職率は4月1日現在で93.6%と前年同期に比べ2.6ポイント改善した。厚生労働省では昨年10月1日時点からの伸びは33.7ポイントと「調査開始以来最高の伸びになった」としている。

 短期大学生(女子のみ)の就職率も89.5%で前年同期に比べ5.4ポイント改善していた。

 しかし、一方で就職先が決まらないまま卒業し、今も求職活動を続けている新卒者もおり、厚生労働省や文部科学省では引き続きこうした人たちへの求職活動のサポートを続けていきたいとしている。

 調査は同省と文部科学省が共同で実施。国公立24校、私立38校の大学のほか、短期大学20校、高専10校(男子のみ)、専修学校20校を対象に実施した。調査対象人数は6250人(うち560人は専修学校生)だった。(編集担当:森高龍二)