ダブル選挙「総理のご判断次第だろう」菅官房長官

2016年05月30日 19:20

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菅官房長官は、参院選挙に合わせての同日選挙(ダブル選挙)は考えられないという事かとの記者団の問いに「そこについては、まさに、総理の専権事項。総理のご判断次第だろう」と答えた

菅義偉官房長官は30日午後の記者会見で、記者団から、安倍晋三総理は消費税増税を2年半先送りし、2019年10月実施の意向を自民党幹部や公明党の山口那津男代表に伝えたが、自民・公明の理解は得られていると思うかとの問いに「総理は与党関係者の声を聞いたうえで適時適切に判断され、参院選挙の前に、明らかにするという理解をしているので、政府としては総理判断を踏まえ、適切に対応していきたい」と語った。

 菅官房長官は「総理は与党関係者の皆さんの意見を聞いたうえで、判断されていくのだろうと思っている」と最終判断はこれからとの対応を示した。

 また、この日午後の民進党、日本共産党、生活の党、社会民主党の4党が安保法制の強行成立、憲法改悪を推し進めることの立憲主義と平和主義への重大な挑戦などを理由に内閣不信任案の共同提出で合意したことへの受け止めを聞かれ「野党の動きひとつひとつに政府がコメントするようなものではないと思っている」とかわした。

 そのうえで、菅官房長官は「政府としては国民生活に全力で取り組んでいるので、国会では(不信任案否決の)そうした方向になるのだろうと思う」とした。

 菅官房長官は、参院選挙に合わせての同日選挙(ダブル選挙)は考えられないという事かとの記者団の問いに「そこについては、まさに、総理の専権事項。総理のご判断次第だろう」と答えた。(編集担当:森高龍二)