原発事故に自民総裁として詫びる 安倍総理

2013年02月01日 19:11

 安倍晋三総理は1日の参議院本会議で、東京電力福島第一原発事故の責任について「政権与党の一角を担ってきたものとして、自民党も責任を逃れることはできない」と答えた。社民党の福島みずほ代表の質問に答えた。

 安倍総理は「被災者をはじめとする国民のみなさまに多大なご苦労をお掛けしていることに対し、自民党総裁として、こころからお詫びをもうしあげます」と詫びた。

 安倍総理は「福島の再生を必ず成し遂げるとともに、妥協することなく、たゆまぬ安全性、信頼性の向上を図り、原子力安全の文化を確立させるため、政府のみならず、自民党としても全力をあげる」と語った。

 また前政権が行った国民的議論では少なくとも国民の過半は原発に依存しない社会の実現を望んでいるが、その実現にむけたスピード観に関しては意見が分かれていると分析されているとしたうえで「いずれにしても責任あるエネルギー政策を構築していく。その際、できる限り原発依存度を逓減していくという方向で努める」と答えた。(編集担当:森高龍二)