水産庁は昨年中の外国漁船拿捕が11件だったと3日までに発表した。前年に比べ1件減った。国別では韓国が5件、台湾が4件、中国が2件になり、前年より中国、台湾で2件、3件増加したが韓国は6件減った。
拿捕件数のうち無許可操業(4件)が最も多く、操業日誌不実記載(2件)や操業水域違反、漁獲量超過、漁具規制違反などが各一件あった。
水産庁では「違法操業を根絶するため、特定海域や特定の時期に重点的な取締船を配置するなどし、効率的で効果的な取締りをしていきたい」としている。また、海上保安庁との連携も強化していく。(編集担当:森高龍二)