今回の参院選挙で島尻あい子沖縄・北方担当大臣が落選した。普天間飛行場の代替基地を名護市辺野古に建設することや相次ぐ在日米軍関係者の犯罪や飲酒運転などから沖縄では相当厳しい選挙戦が当初から予想されていたが、閣僚の落選を受けて、記者団から内閣改造や党役員人事について聞かれた自民党の谷垣禎一幹事長は「これはまず安倍総理がお考えになることで、まだ安倍総理からご相談を受けたわけでもありません」と答えた。
谷垣幹事長はそのうえで「私としては少し頭の体操というか整理をいろいろ、今後をにらんでしておかなければいけないかなとは思っている」とし「具体的にはまだ煮詰めていない。煮詰めていないというか、安倍総理からお話があったときにやはり私なりに頭が整理されていなければいけないということでしょう」と内閣改造や党人事を踏まえた幹事長として頭の整理はしておきたい旨を語った。
また、今回の与党4党の共闘については「どのように評価したらいいか、よく整理しなければいけないと思うのですが、私が街頭演説などをした感じでは、やはり野党の統一候補というか、野合というようなものに対する国民の批判は強かったと思う。平和安全法制とか憲法改正などというところに彼らが議論を振ったので、やや全体の論戦は大味なものになった。そこも野党としてはプラスなのかマイナスなのか」と述べた。(編集担当:森高龍二)