参院選挙は10日投開票され、安倍晋三総理が参院改選議席(121)の過半数を自公の与党で目指すとした選挙は自民党が56議席、公明党が14議席を獲得する与党勝利となった。
また大阪維新は7議席を獲得した。大阪維新は「政治とカネ」の問題を解決するため、ザル法になっている政治資金規正法の改正法案を党単独で提出できるよう、今回6議席を与えてほしいと訴えていたが、これを上回った。
一方、参院で憲法改正発議ができる3分の2議席(162議席)を改憲勢力に与えてはならないと民進党など野党4党が共闘したものの、憲法改正を争点にできないまま、社会保障や経済の前に有権者のこころに思いは届かなかった。
今回の選挙で自民、公明、大阪維新など改憲勢力の議席数は非改選議席と合わせ、165議席となり、憲法改正発議ができる改憲勢力が3分の2を確保した。
安倍総理は自主憲法制定を党是とする自民党総裁として国会での憲法審査会での議論を促し、3年先の参院改選までに発議する可能性がでてきた。
民進党は32議席。共産党は6議席。社民党、生活の党は1議席を得た。ただ、社民党は吉田忠智党首が落選。新党改革、日本のこころは1議席もとれず、特に新党改革も荒井広幸代表が落選、日本のこころは元国交大臣の中山成彬氏が落選した。(編集担当:森高龍二)