新党改革代表だった荒井広幸氏 政界引退

2016年07月12日 06:49

 新党改革の荒井広幸代表は参院選の結果を受けて11日記者会見し「責任を痛感している」と関係者に深謝。国会議員が皆無となり、政党要件を失ったことから「新党改革は政党ではなくなるが、しっかり党を閉めて参りたい」と語った。また、自らは政治家としてのけじめとして政界からの引退を表明した。

 荒井代表は、国会議員としての身分は7月25日まであるが、政党助成法に基づく政党としては、新党改革は政党要件を7月10日になくしたので、一般の政治団体に切り替える手続きをして、党を閉じていきたいとした。

 総務省は11日、新党改革が10日付で政治資金規正法および政党助成法に基づく政党でなくなったことを公表した。また、1月から7月までの政党交付金相当額からすでに交付された分を除いた額3507万3231円については特定交付金の交付を受ける届け出があったとして、総務省は11日、交付を決定した。(編集担当:森高龍二)