安倍晋三総理は16日、カンボジアのフン・セン首相と会談。「カンボジアはASEAN統合の鍵を握る重要な国」との考えを伝えるとともに「日本は質の高いインフラ輸出やメコン連結性の強化、産業人材の育成等を通じカンボジアへの支援を継続する」旨を伝えた。外務省が発表した。
会談で、安倍総理は「9月には初の(日本―カンボジア)直行便が就航予定で、カンボジアへの日本企業の投資や観光客増加により両国関係を一層発展させたい」とした。
これに対し、フン・セン首相は「今日のカンボジアの発展は日本の援助と切り離すことはできない」とし「安倍総理と自分の二人のイニシアティブで開始した直行便の就航を楽しみにしている。直行便の開設は両国間の観光客や投資の増大に資すると考える」と認識を共有する発言があったという。
また、フン・セン首相は「日本からの投資は年々増えている、日本企業にカンボジアへの更なる投資を呼びかけて頂ければ幸いだ。安倍総理と共に開始した貿易促進についても10億ドルに達した」とし「日本はカンボジアの重要なパートナーであり、共に仕事をすることができていることを嬉しく思う旨が述べられた」とした。(編集担当:森高龍二)