自転車乗車時にヘルメット「着用せず」9割

2017年01月16日 08:11

 内閣府の交通安全に関する世論調査で自転車に乗ると答えた人の9割がヘルメットを着用していないことが分かった。理由で最も多かったのは「面倒だから」というものだった。

 調査は全国の18歳以上の日本国籍を有する人3000人を対象に昨年11月に個別面接聴取したもので1815人から有効回答を得た。それによると、自転車に乗る際にヘルメットを着用しているかでは、53.4%は自転車に乗らないと回答。分からないと答えた0.2%を除く46.5%(841人)が自転車に乗ると回答しており、このうち93.5%(787人)はヘルメットを着用していないと回答した。常に着用しているは2.5%(21人)にとどまった。

 このうち、「時々着用」と「着用していない」と答えた810人に、着用しない理由を聞くと44%が「面倒だから」と答え、42.2%が「着用を強く推奨されていないから」と答えた。また「着用しなくても安全が保てると思うから」との回答も24.4%と約4人に1人が安全は保てると思っていることが分かった。「髪型が壊れるから」(9.1%)、「余分なお金がかかるから」(7%)というのもあった。(編集担当:森高龍二)