自民党は籠池理事長らの参考人招致拒否しないで

2017年03月08日 08:04

大阪府豊中市の国有地を巡る問題で、民進党の山井和則国対委員長は7日の記者会見で、国有地払い下げを受けた大阪市の学校法人森友学園の「籠池泰典理事長の国会への参考人招致は何が何でも実現せねばならない」と払い下げの経緯など真相を明らかにする意味で同理事長の参考人招致は是非とも必要との考えを示した。

 山井国対委員長は自民党が籠池理事長ら真相を知る関係者の参考人招致に極めて後ろ向きの姿勢を見せている。これでは疑惑隠し、隠ぺいと言われても仕方ない」と自民党の姿勢を問題だとした。

 山井国対委員長は「政府は当時の記録を全て廃棄している。また、政府与党は独自に調査しないとしている。そう言っている以上、真相を知る籠池理事長ら関係者に参考人として国会で説明頂くしかない」と語った。

 山井国対委員長は「なぜ自民党は反対するのか、やましいことがあるのか、安倍晋三総理も、昨日の予算委員会で、8億円の値引きに関して、説明に腑(ふ)に落ちない点があると言っている。国民の疑問、国民の怒りに応えるためにも国会の責務として、籠池理事長をはじめとする関係者の参考人招致は急務だ。自民党は招致を拒否しないでいただきたい」と語った。(編集担当:森高龍二)