岸田文雄外務大臣は25日の記者会見で、外交青書で「北朝鮮の核・ミサイルの能力の状況が新たな段階の脅威」と表記したことについて、記者団に答え「昨年来の北朝鮮の挑発行動、2回の核実験、20数発の弾道ミサイルの発射、今年に入っても弾道ミサイルの発射を繰り返している」と北朝鮮が核・ミサイル開発を加速させている状況をあげた。
岸田外務大臣は「数だけでなく、内容においても、移動式の発射台SLBMの使用、さらには同時に複数のミサイルを発射させる、また北朝鮮自身、核弾頭の小型化に成功したということを宣伝しているという状況にある」と、新たな段階の脅威になっているとした。
岸田外務大臣は「新しい段階の脅威に至っているという表現で、我が国の認識を明らかにしているということだ」と述べた。
また、25日から始まった日米韓の6者会合首席代表による会合で「最近の北朝鮮情勢について、しっかりと意見交換を行うと同時に日米韓の連携のあり方について議論し、政策のすり合わせを行いたい」と語った。(編集担当:森高龍二)