民進党の野田佳彦幹事長(前総理)は24日のブログで、改めて、安倍晋三総理が朝鮮半島緊迫の中、新宿御苑で花見をし「芸能人らと高笑いしていた」ことに「危機感が足りないと強く指摘せざるを得ない」と総理の対応姿勢を問題視した。
野田前総理は自らが総理だった2012年4月には「北朝鮮による『衛星』打ち上げ予告を受け、桜を見る会を中止した。妥当な政治判断だったと自負している」と危機管理に対する安倍政権との違いを明確にした。
また、安倍総理の危機管理に対し「私邸から通っていること」は重大な問題だとした。野田前総理は「なぜ、執務する官邸から徒歩0分の公邸に住まないのか。北朝鮮が日本に向けミサイルを発射すれば、約10分で到達する。富ヶ谷の私邸から官邸までは少なくとも車で15分以上かかるので、間に合わない。米国はホワイトハウス。英国はダウニング街10番地。フランスはエリーゼ宮。中国は中南海。各国首脳はみな『職住近接』です」と安倍総理が公邸に住まないのはなぜか、と疑問を投げ、同時に、危機管理上、問題だとしている。(編集担当:森高龍二)