「そんな人で総理補佐官務まるのか」最大疑問符

2017年06月01日 06:28

 民進党の安住淳代表代行は31日の記者会見で、学校法人加計学園(岡山市)の大学への獣医学部新設をめぐり、文部科学省の事務方トップだった前川喜平・前文部科学事務次官が、和泉洋人・総理補佐官と面接した際、加計学園への獣医学部の新設を急ぐようにという働きかけがあり「総理は自分の口から言えないから、私が代わって言う」などと言われたと証言していることに対し、和泉氏が「記憶にない」などと話していることに「総理をサポートする首相補佐官が昨秋、だれと会い、どんな話をしたか記憶にない、そんな人で総理補佐官が務まるのか」と最大疑問符を付けた。

 そのうえで「ウソをつき通して国会を終わらせようとしている。それが(政府・与党側の)魂胆だ」と指摘。「徹底的に戦う」姿勢を示した。

 安住代表代行は「総理が言えないから私が代わりに言いに来た、という報道通りとすれば、(国会に)呼ばないといけない。補佐官が自分の意思でそう言ったのか。忖度したのか。総理から直接頼まれたのか。それによって事案の重大さが違ってくる。政府の中枢にいるのだから来なければダメだ」と参考人招致か証人喚問で、和泉総理補佐官が説明する責任がある、と断じた。(編集担当:森高龍二)