小学生の頃、将来の夢を持っていた人も多いことだろう。しかし、どれくらいの人が夢を叶えているのだろうか。インターネットマーケティングのセレスは、20~59歳の働く男女2277人に対してアンケート調査を行なった。
まず、「小学校の頃に将来なりたかった職業」を尋ねたところ、最も多かったのは「なりたい職業・夢がなかった」という回答で、343人で全体の9.9%だった。学校などで将来の夢を聞かれることも多く、子どものころは誰しもが夢を見そうなイメージがあるが、全体の1割は将来の夢やなりたい職業がなかったという結果となった。
子どもの頃の夢でトップなのが「プロスポーツ選手・アスリート」で268人、7.7%。次いで「歌手・ミュージシャン」が222人で6.4%、3位が「その他」で215人、6.2%、4位が「芸能人・タレント」で194人、5.6%であった。今年、小学生がなりたい職業でYouTuberが上位に挙がって話題となったが、やはり華やかで目立つ職業の人気があるのは今も昔も変わらないようだ。男女別では男性が「プロスポーツ選手・アスリート」、女性では「花屋などの小売店の店主」が最も多かった。
一方、「なりたかった職業に就くことができたか」という質問に対しては、「就くことができずあきらめた」が59.4%。半数以上が夢で終わったという結果となった。一方、「就くことができて、今も就いている」「就くことができたが、辞めてしまった」は合計で16.6%となり、6人に1人は将来の夢を叶えている。また、「就けていないが、現在も目指している」と回答した人は5.4%という結果だった。
「夢は叶わない」というイメージがあるが、6人に1人は子どもの頃の夢を叶えているという結果を見ると、意外と多いという印象だ。ただ、就くことができたが、辞めてしまったという厳しい現実もあるようだ。目標がある方が頑張ることができる。今の子どもたちも、しっかりと目標を持って、夢を叶えて欲しいと願うばかりだ。(編集担当:久保田雄城)