今回CX-3に追加となった「SKYACTIV-G 2.0」搭載車の「20S“PROACTIVE”」(2WD)、価格は228.42万円。新ボディカラー「ソウルレッドクリスタルメタリック」は新型「CX-5」で初導入し好評な塗色だ
先般、WLTCモード燃費を表記する第1号となるクルマが登場するとしたレポートで、従来クリーンディーゼル車だけをラインアップしていたマツダのコンパクトSUV「CX-3」に、新たに2リッターガソリンエンジン搭載車が今夏発売となると報告していたが、正式にマツダが、その発売を発表した。
WLTCモード燃費は、2018年10月以降に表示が義務化される燃費モードの国際規格だ。ユーザーが実際に運転するパターンに近いとされ、全般に現在のJC08モード燃費よりも低下するとされている。
今回、CX-3に2リッターガソリンモデルを追加したモデルは、レスポンスが良く気持ちのよい走りを実現しながら、環境性能で平成30年排ガス基準の75%低減を達成している。
また、今回の改良で、マツダの先進安全技術「i-ACTIVSENSE(アイ・アクティブセンス)」を全車に標準装備し、経済産業省や国土交通省などが普及啓発を推進する「安全運転サポート車」の最高ランクとなる「サポカーS・ワイド」に全車が該当することとなった。これは、マツダの安全思想である「MAZDA PROACTIVESAFETY(マツダ・プロアクティブ・セーフティ)」にもとづいた安心・安全なクルマを提供することの一環だとした。
マツダは2017年度中に、国内で販売する以下の主要5車種「デミオ」「アクセラ」「アテンザ」「CX-3」「CX-5」を対象に、先進安全技術「i-ACTIVSENSE」を全車標準装備することを公表していた。
今回のCX-3への搭載は、4月に発表した「デミオ」に続いて「i-ACTIVSENSE」全車標準車種の第2弾となる。
今回発売となったCX-3「SKYACTIV-G 2.0」車の価格は、先行していたクリーンディーゼル車に較べて、25万円ほどリーズナブルな210.6万円?279.64万円となった。(編集担当:吉田恒)