都議会選挙で議席を2議席増やし19議席にした日本共産党の志位和夫委員長は「都議会で2回連続し議席を躍進させたのは1985年の選挙以来32年ぶり。選挙では3つを大争点にした。国政を私物化し憲法を壊す安倍自公政権に日本共産党の躍進でレッドカードを突き付けること」を第一にあげたとした。
また「築地市場の豊洲への移転中止と築地市場の継承」「都政を巨大開発優先から福祉と暮らし優先に切り替えること」をあげ、志位委員長は「都民のみなさんに共感と支持を得られたと考えている」とした。
また、次期衆院選をにらみ「改憲勢力3分の2体制を打破する。自公と補完勢力を少数に追い込むため、全力をあげる」とするとともに、森友学園への国有地払い下げでの8億円の値引き問題や加計学園への獣医学部新設を巡る疑惑の問題など一連の疑惑の徹底究明へ臨時国会の速やかな召集を求めていく考えを示した。
一方、都議会での議席確保がならなかった社会民主党の福島みずほ副党首はツイッターで「残念ながら議席を獲得できませんでした」とつぶやき「素晴らしい候補者だったので、残念で、申し訳ありません」と陳謝。そのうえで「安倍政権退陣と草の根で政治を作っていくことの両方をしっかりやっていきます」と決意を新たに発信した。(編集担当:森高龍二)