都議選で議席を告示前に比べ半分以下に減らしたことに、安倍晋三総理(自民党総裁)は3日「自民党に対する厳しい叱咤(しった)と深刻に受け止め、深く反省しなければならない」と語った。安倍総理は「今後、党一丸となって、しっかり態勢を整え、結果を出していくことで国民の信頼を回復したい」とした。安倍総理は「政権を奪還した時の初心に立ち返って、全力を傾ける」とした。
一方、こちらも告示前に比べ2議席減らし、5議席と低迷した民進党の馬淵澄夫選対委員長は「現有議席を下回る結果となった。民進党に応援をいただいた全ての皆さんに心から感謝するとともに、その期待を結果につなげられなかったことをお詫びする」との談話を発表した。
また「東京都議会選挙の経験を糧に、東京における党の活動全般を見直し、体制を具体的に再構築する。東京から民進党を再生・強化していく取り組みを開始する」とのべた。
また、自民党の大敗については「国民の多くが安倍政権の『1強政治』に反対し、真っ当な国会論議と民主主義の再生を求めている」と指摘。そのうえで「引き続き、森友・加計学園問題の真相究明を求め、臨時国会の早期召集を実現し、政府の説明責任を追及していく」とした。(編集担当:森高龍二)