民進党の蓮舫代表は6日の記者会見で、10日に開かれる加計学園を巡る疑惑についての閉会中審査について「文科・内閣の連合審査が来週行われることになったが、丁寧に説明責任を果たすという割には衆参1日で終わらせ、安倍晋三総理の出席はないという姿勢は、総理の言葉と真逆だ」と述べた。
そのうえで「安倍総理が直接答えなければ問題点が明らかにならない、ということを浮き彫りにし、総理出席の予算委員会の集中審議や臨時国会の開催を要求していく」と語った。
一方、この日の朝に開かれた加計学園疑惑の調査チームの会合で、国家戦略特区への獣医学部新設を京都府と今治市の提案を比較して決めたとする政府の説明に基づいて、決定に当たっての記録や比較表の提出を3日の会合から求め続けていることに対して内閣府の担当者は「大臣のもとで事務方の考えを申し述べ議論させていただいたうえで、大臣の判断を仰いで決めた」などとし、記録がないと答えるなど、加計学園ありきで進められた疑惑を一層濃くする結果となった。調査チームは追及を強める構えだ。(編集担当:森高龍二)