都議選総括の場持たれず、不満と危機感 石破氏

2017年07月15日 10:08

 石破茂前国務大臣が自民党はさきの都議選で歴史的大敗を期したにも関わらず「東京都連においても、党本部においても、総括の会合が開かれないままの状態が続いており、党内で意見を述べる機会が全くありません」と総括しない執行部に対して不満と危機感を抑えられない思いをブログに書き込んだ。

 石破氏は14日のブログで「東京都議会議員選挙から2週間近くが経過しましたが、自民党では総括の会合が開かれないままの状態が続いており、党内で意見を述べる機会が全くありません」と記した。

 石破氏は自民党が下野した時に、プロ野球選手としても監督としても著名な野村克也氏が自民党大会で「負けに不思議の負けなし、という松浦静山の言葉を引用して『試合で負けた時にきちんと総括・反省・改善をしなければ次の試合も必ず負ける。野球も選挙も同じである』と述べられたことが鮮烈に印象に残っているが、今回もそうあらねば次回総選挙がかなり厳しい結果となることを強く危惧しています」と書いた。自民執行部へのメッセージのようだ。(編集担当:森高龍二)