民進党の蓮舫代表は13日の記者会見で、野党4党が憲法53条に基づいて要求している「臨時国会」の召集をなぜ早期に行わないのか、自民党の憲法草案の考えにも反するとして、批判した。
蓮舫代表は今月12日で臨時国会召集要求から20日になったとし、自民党の憲法改正草案では、要求があった日から20日以内に召集しなければならない、としているのに「改憲を自ら強く主張する総理が、こうした自民党の改憲草案を守らないのか。強く抗議をしたい」と臨時国会を早期に召集し、山積している政治課題に対応すべきとした。
自らの戸籍の公開に関しては「私自身が既に台湾の籍を有していないことが分かる部分をお伝えする準備がある」とした。蓮舫代表は、18日に行われる都議選総括の最後のブロック会議、執行役員会と常任幹事会の後に記者会見を行い、説明する考えを示した。
また、連合の神津里季生会長が「高度プロフェッショナル制度」の創設を含む労働基準法改正案に対し、年間104日以上の休日確保を義務化することなどを法案に織り込むよう求め、安倍晋三総理が経団連とも調整し、法案修正に応じる考えを示したことについて、蓮舫代表は神津会長から連絡のあったことを明かしたうえで「大串博志政調会長に密な連絡をとるよう指示した」とした。(編集担当:森高龍二)