新型ホンダ・シビックのバリエーション。中央がもっともホットなタイプR、価格は、ハッチバック（右）が280万0440円（マニュアルミッション車も同じ）、セダンが265万0320円（左）、タイプRが416万7000円だ
ホンダは、新型「CIVIC（シビック）」シリーズの3バリエーション、「シビック・ハッチバック」「シビック・セダン」、「シビックTYPE R（タイプアール）」を9月29日（金）に発売するとし、その価格を発表した。
3種ののでぃバリエーション共にモノグレード構成で、ハッチバックは280万0440円（マニュアルミッション車も同じ）、セダンが265万0320円、タイプRが416万7000円だ。
新型シビックシリーズは、世界のCセグメントでトップクラスの「操る喜び」の提供を目指して開発されたグローバルモデルだ。新開発のプラットフォームを核に、機能美を追求したロー＆ワイドなフォルムや、力強くスムーズな加速と高い環境性能を両立した直噴VTEC TURBOエンジンを採用する。
バリエーションは、洗練された上質な走りのセダン、TYPE R以外で6MT車が選択できるスポーティなハッチバック、究極のFFスポーツモデルであるTYPE Rを展開する。
また7月30日より、新型シビックをモチーフにした企業広告「Go, Vantage Point.」を展開するという。
Cセグメントでトップクラスの「操る喜び」の提供を目指し、サーキットを含むさまざまな走行シーンでの運動性能を高次元で達成するプラットフォームを新開発した。TYPE Rの目指す究極の運動性能を実現するこのプラットフォームを核として3タイプを同時に開発し、各タイプの個性を活かしながら、シリーズ全体としてのポテンシャルを飛躍的に向上させました。
TYPE Rは、ベース車からのチューンアップではなく、開発当初よりTYPE Rとして目指す理想の姿をゼロから思い描き追求した。結果として、大幅なスポーツ性能の向上を実現。さらに街中での乗りやすさや居住性、快適性なども一層向上した。ハッチバックとセダンは、広さや使い勝手の良さはもちろんのこと、TYPE Rの走りの資質を享受することで、よりスポーティな運動性能を実現している。
新型TYPE Rは、専用設計のの2リッターVTEC TURBOエンジン（最高出力235kW[320ps]、最大トルク400N・m[40.8kg.m]）を搭載。エンジン制御技術の進化により、低回転域での高トルクかつハイレスポンスな立ち上がりと、全開領域での高出力化を実現している。
組み合わせる6速マニュアルトランスミッションは、ローレシオ化や軽量シングルマス・フライホイールの採用で、加速性能をアップさせた。
また、シフトダウンに合わせてエンジンの回転数が自動で調整されるレブマッチシステムをホンダ車として初めて採用。これにより減速時のエンジン回転を合わせるためのアクセル操作が不要となり、よりステアリングやブレーキに集中した運転が可能になった。また、回転合わせのタイミングがドライバーの好みに合わないような場合、レブマッチシステムをオフにし、完全なマニュアルシフトとすることも可能だ。
サーキットでの走行性能だけでなく、一般公道でのグランドツアラー性能も大幅に進化した。ドライビングモードには、ベストバランスの「SPORT」、ダイナミック性能を追求した「+R」、さらに、日常の快適性にも配慮した「COMFORT」を追加し、ドライブシーンに合わせたモード選択ができる。モードスイッチを操作することでダンパー・ステアリング・スロットルなど制御デバイスのセッティングを瞬時に変更し、サーキットから市街地まで、さまざまなシーンに応じた高いパフォーマンスを発揮するとしている。（編集担当：吉田恒）
