消費者担当大臣に相応しくないと昨年の臨時国会で問責決議を受けた山岡賢次衆議院議員(民主党、栃木県4区)が国会議員在職25年に達したとして、23日開かれた衆議院本会議場で永年在職議員として表彰された。
山岡議員は壇上から「身に余る光栄であり、感謝にたえません。現在、世界は未曾有の変革期に際し、我が国の政治、外交、経済も戦後の最も深刻な試練に直面している。今日を期として心新たに国政のため、一層の微力を尽くしたい」と謝辞を述べた。
山岡議員は昭和41年に慶応義塾大学法学部を卒業し、昭和58年まで作家であり養父でもある山岡荘八氏の秘書を務めた、58年6月に参議院議員(比例代表)となり、議員を2期つとめて後、平成5年7月の衆議院議員選挙で衆議院議員に。以来、衆議院議員として政治にかかわり、平成23年9月には消費者担当大臣、国家公安委員長に就任したが、昨年暮れ、マルチ商法を推進する発言があったとして消費者担当大臣に相応しくないと野党から参議院に問責決議案が提出され、可決なった。野田佳彦総理は更迭しなかったが、今国会の論戦を前に内閣を改造。これに伴い退任となった。68歳。(編集担当:福角忠夫)