玄葉光一郎外務大臣主催による東日本大震災犠牲者への追悼と海外諸国からの支援に対する感謝の意を伝えるためのレセプションが3月12日、東京都港区内の外務省飯倉公館で開かれる。日本の復興をアピールするとともに、風評被害の緩和に向けたメーセージ発信の機会にもしたい意向で、外務省では食材や飲み物には可能な限り被災地の産品を活用する。
レセプションには外交団はじめ被災地関係者、被災地支援に尽力された在日米軍関係者、在日外国人らのほか、イスラエル医療支援チームを南三陸町に受け入れるために尽力した佐藤勇栗原市長らを招待。会場では被災地の観光振興や日本酒提供のためのブースの設置も予定している。
東日本大震災では1万5846人が亡くなり、3317人が今も行方不明のままになっている。警察庁が2月8日現在でまとめた負傷者数は6011人、消防庁が1月11日現在でまとめた避難生活者数は7万77人と1年近くになっても7万人にのぼっており、生活再建を後押しする復旧・復興が急がれている。(編集担当:福角忠夫)