安倍政権を倒す。今回十分それができる 小沢氏

2017年09月29日 06:30

 自由党の小沢一郎代表は28日、安倍晋三総理の権力私物化による衆院解散だとし「安倍政権を倒す。今回の選挙で十分それができる」とツイッターに書き込んだ。

 小沢代表は「権力の傲慢。安倍自民党の本質はその一言」と指摘。そのうえで「本来、権力者は権力を行使することに抑制的でなければならないにも関わらず、安倍総理は権力を濫用することに躊躇せず、私物化までするようになった」と批判。

 小沢代表は「最たる例が森友であり、加計であり、今回の解散である」とし「安倍政権を倒す。今回の選挙で十分それができる」と発信した。

 今回の選挙、安倍総理は2019年10月の消費税2%引き上げでの税収増(約5兆円)のうち、2兆円を子育て支援など全世代型社会保障にしていくためにあてることとするため、消費税使途変更に国民の信を問うとの大義名分をあげ、今日28日、衆院を解散。10月22日に総選挙を実施することになる。

 衆院は小選挙区で6、比例代表で4、それぞれ議席数を減らした。定数は、小選挙区は289、比例代表176となり、総数465。選挙は定数削減後、初めての選挙となる。

 安倍総理は自民公明で過半数(233)をとることで、選挙の勝敗ラインをしており、解散前の現在(議長を含め320)より87議席減らしたとしても、選挙には勝ったとして続投する考えだ。

 臨時国会冒頭での解散は森友学園への国有地8億円値引き問題や親友が理事長を務める加計学園に獣医学部新設認可を巡る疑惑追及から逃れるための措置とする見方が多く、安倍政権継続是非の裁定をする選挙になりそうだ。(編集担当:森高龍二)