SUBARUが、モータースポーツ統括会社であるSUBARU TECNICA INTERNATIONALと共同開発した究極のスポーツセダン「S208」を「第45回東京モーターショー」で発表した。
新型「S208」は、WRX STIがベース車両であり、「Sシリーズ史上最高の性能と質感を実現した究極のドライビングカー」を実現するために、STIと共同でエンジンや足回りを専用開発したスポーツセダンだ。外装・内装にも専用装備を追加し、SUBARUハイパフォーマンスカーのトップモデル。
2015年に発売したS207に対して、エンジン出力・加速性能の向上や軽量化のためのカーボンルーフの採用による低重心化などの改良を加え、SUBARU STI車らしい走りの愉しさを極限まで高めた。
エンジンは専用チューニング受けて、最高出力329psを発揮。11:1のクイックなステアリングギア比、フレキシブルタワーバーはじめSTI独自のパーツ類に加え、フロントには可変減衰力サスペンション「DampMaticRII」とフロント+リヤのアクティブ・トルク・ベクタリングの効果により強靭でしなやかな乗り味とシャープなコーナリングを実現した。
またSTI製BBS 19インチ鍛造アルミホイールや255/35R19タイヤ、ドライカーボントランクリップスポイラーの採用により走行性能も向上。エクステリアには、大型フロントアンダースポイラーを装着した。インテリアにおいてもSTI製RECAROバケットタイプフロントシートや専用スポーツメーターを採用するなど、走りへの期待感、所有する喜びを感じることができる特別な仕様となっている。
また、WRX STIが参戦し続けているニュルブルクリンク24時間レースを想起させるモデルとして、ドライカーボンルーフやS208ロゴ入りのドライカーボンリヤスポイラーを採用した、「NBR CHALLENGE PACKAGE」(限定350台)を設定した。
ボディ外装色は、WRブルー・パール、クリスタルホワイト・パールの2色を採用。さらに「NBR CHALLENGE PACKAGE」ではクールグレー・カーキを設定することで、より特別感のあるモデルとして仕上げた。
「S208」は、450台限定とし、購入には、受付期間中に販売店での商談エントリーが必要だ。価格は標準仕様車が626.4万円(限定100台)、「NBR CHALLENGE PACKAGE」(限定350台)が689.0万円、710.64万円の2種。(編集担当:吉田恒)