韓国の今年新学期から使用される小学6年生の社会科教科書に「慰安婦」の名称が4年ぶりに復活したことが分かったと聯合ニュースが報じた。
韓国全国教職員労働組合が5日、伝えたとしている。朴槿恵(パク・クネ)大統領時代に作成された教科書では「強制的に戦場に連れて行かれた女性たちは日本軍に多くの苦痛を与えられた」と表現していたという。
この表現が、今回「植民地だった韓国の女性だけでなく日本が占領した地域の女性たちも強制的に日本軍『慰安婦』として連行され、ひどい苦痛を受けた」と書き換えられているという。
教科書での、この部分には「日本軍『慰安婦』という」タイトルの写真も掲載されている。写真は「1944年9月に中国・雲南省で米軍が撮影したものが使用された」としている。
「慰安婦」との表現を韓国の子どもたちがどのように受け取るのか、対日国民感情に悪影響をもたらさないか、未来志向での日韓関係構築への影響が懸念される案件だ。(編集担当:森高龍二)