北が対話求めてくるよう圧力かけ続ける 総理

2018年02月16日 06:40

 安倍晋三総理は15日の政府与党連絡会議で、昨夜の米・トランプ大統領との電話会談について「1時間以上にわたり電話会談を行い、北朝鮮問題について、今回の訪韓の結果を踏まえ、最新の状況を詳細に分析した。対話のための対話では意味がなく、完全、検証可能、不可逆的な非核化を前提としない限り意味ある対話はできないと考え、北朝鮮の側から対話を求めてくるよう北朝鮮に対して最大限の圧力をかけ続けていくことでトランプ大統領と完全に一致した。日米、日米韓で引き続き、緊密に連携していく」と語った。

 また、さきの日韓首脳会談に触れ「私から文在寅(ムンジェイン)大統領に、(慰安婦問題での2015年末の『最終的・不可逆的解決とする』との)日韓合意に関する日本の立場を明確かつ詳細に伝え、未来志向の日韓関係をつくりあげていかなければならない、との認識を共有した」と語った。

 安倍総理は、また北朝鮮問題について「文大統領に対話のための対話には意味がないことをはっきり伝え、(核・ミサイル政策を転換するよう)圧力を最大限まで高めていくことで一致した」とした。(編集担当:森高龍二)