聯合ニュースは12日にシンガポールで催される米朝首脳会談に向け、南北軍事境界線がある板門店で6日、ソン・キム駐フィリピン大使(元駐韓大使)が率いる米国代表団と崔善姫(チェ・ソンヒ)外務次官ら北朝鮮代表団が「会談結果に盛り込む北朝鮮の非核化措置やその期限、米国が見返りに与える体制保証の方法などを巡り折衝したようだ」と報じた。
韓国政府筋の情報としている。それによると「非核化や北朝鮮の体制保証などトランプ米大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)が首脳会談で議論する主要議題を最終調整するとともに、会談の結果に関する文書の草案作りを行ったとみられる」としている。
一方、安倍晋三総理は6日、米国訪問とG7シャルルボワ・サミット出席へ向かう前の官邸での会見で「北朝鮮の問題についてはトランプ大統領とは首脳会談や電話首脳会談を通じて緊密に連携してきている」とし「立場を完全に一致させている」と強調。
そのうえで「史上初めての米朝首脳会談を前にトランプ大統領と会談を行い、核・ミサイル問題、拉致問題が前進するようしっかりとすり合わせを行い、米朝首脳会談を成功させたい。歴史的な米朝首脳会談に向けてトランプ大統領を支持、G7として支持するというメッセージを出し、G7の結束を示したい」と述べた。(編集担当:森高龍二)