聯合ニュースは「北朝鮮の金英哲(キム・ヨンチョル)朝鮮労働党副委員長兼統一戦線部長が30日午前10時35分発の便で米ニューヨークに向かうもようだ」と報じた。金副委員長は29日、中国・北京に入っていた。
報道によると「金氏はポンペオ米国務長官と会談し、朝米(米朝)首脳会談を巡り詰めの協議をするとみられる」としている。
また、トランプ大統領のツイッターを取り上げ「トランプ米大統領は29日、金氏が『ニューヨークに向かっている』とツイッターに投稿しており、金氏がニューヨークに向かうのは確実とみられる」と伝えている。
また、6月12日の米朝首脳会談開催に向け調整を行っている北朝鮮と米国が「30日、南北軍事境界線がある板門店で実務協議を再開し、北朝鮮の非核化や体制保証を巡って議論する」とも伝えた。報道では、この情報が韓国外交筋によるとしている。
河野太郎外務大臣は29日の記者会見で、米朝首脳会談について国際社会として大切なのは、きちんと北朝鮮に対する国際社会が一致した圧力をかけ続けるというのが大事。会談があっても、なくても、会談が行われた後も北朝鮮がCVID(完全かつ検証可能で不可逆的な非核化)を達成するまで圧力をかけるというのが大事」との考えを述べた。(編集担当:森高龍二)