米国のトランプ大統領が6月12日に予定していた米朝首脳会談を取り消すとしたことを受け、ロシア訪問中の安倍晋三総理は25日(現地時間)、「国会日程等もあるが、時間が合えば、なるべく早く、トランプ大統領と今後の方針などについて電話会談したい」と語った。
安倍総理は「明日は日露首脳会談もある。今回の中止を受けて、今後の対応についても、プーチン大統領ともじっくり話をしたいと思う」と述べた。
記者会見で安倍総理は「北朝鮮問題については米朝首脳会談に向けてトランプ大統領と緊密に連携をとっており、その方針、認識について完全に一致してきている」としたうえで「今回、米朝首脳会談が実施されなくなったことは残念だが、今回のトランプ大統領の判断を尊重し、支持する」とした。
安倍総理は「大切なことは核、ミサイル問題、拉致問題が実質的に前進する機会となる首脳会談にしなければならないということ。日米、日米韓、ロシア、中国、国際社会としっかり連携し、様々な問題解決のために全力を尽くしていきたい」と述べた。(編集担当:森高龍二)