ベルギーなど11日からの外遊 総理取りやめ

2018年07月10日 06:18

 菅義偉官房長官は9日午後の記者会見で、安倍晋三総理が11日から18日までの日程でベルギー、フランス、サウジアラビア、エジプトを訪問する予定だったが、西日本を中心とした豪雨被害(平成30年7月豪雨の被害)に対応するため、訪問を取りやめることとした、と発表した。

 安倍総理は人口6億人、世界のGDPの3割を占める巨大な経済圏をつくり出し、日本のGDPを約5兆円、雇用を約29万人創出するとして、ブリュッセルで日EU・EPAに署名する予定だった。菅長官は「署名式は見合わせることになるが、早期署名に調整を行う」とした。

 総理の外遊については7月豪雨被害を受けて日本共産党の志位和夫委員長が「首相は『外遊』を中止し、豪雨災害の被災者救援・支援、被災地の復旧の陣頭指揮にあたるべき」とツイッターで発信するなど、豪雨被災への対応を求めていた。(編集担当:森高龍二)