北朝鮮の動き、見定めていきたい 防衛相

2018年07月12日 06:25

 小野寺五典防衛大臣は10日の記者会見で、北朝鮮への現況認識について「わが国を射程に収める数百発の弾道ミサイルの実戦配備などから、北朝鮮の核・ミサイルの脅威についての基本的な認識に変わりはない」とした。

 そのうえで「外交努力が北朝鮮の非核化を成し遂げようとしている中で、北朝鮮による具体的な行動を含め、今後の動きをしっかりと見定めていきたい」と注視していくとした。

 また、北朝鮮の非核化への圧力について「米朝会談を含め、北朝鮮が対話の姿勢を示してきたというのは、国際社会が一致して、経済的、あるいは私ども防衛当局としての圧力を掛け続けてきたことが、今回の対話に繋がったと思っている。私どもが求めるのは核・ミサイルのCVIDであり、それをしっかり成し遂げるまで制裁は必要と思っている」と述べた。(編集担当:森高龍二)