7月12日~15日に英国グッドウッドで開催された「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」(Goodwood Festival of Speed)で、間もなくデビュー予定のトヨタスポーツ「スープラ」のプロトタイプが疾駆した。
トヨタは同イベントで、開発中の「スープラ」を公の場で初めて走行させ、「スープラ」のアイデンティティである直列6気筒エンジンのサウンドが会場内に響きわたらせた。
「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」は、今年25周年を迎え、世界各国のレーシングカーやオートバイなどが走行するモータースポーツイベントで、毎年約20万人のファンが集まることで知られている。
今回、イベントでは、スープラ開発責任者の多田哲哉氏と、ニュルブルクリンク24時間耐久レースにも出場経験のあるテストドライバー、ヘルヴィッヒ・ダーネンス氏が運転する「スープラ」プロトが、グッドウッドで最も注目される「ヒルクライムコース」で1.9kmのコースを走行した。
トヨタのフラッグシップスポーツカーとして長らく親しまれてきた「スープラ」は2002年に生産を中止していた。が、今年3月、ジュネーブ国際自動車ショーでレーシング仕様のコンセプトモデル「GR Supra Racing Concept」として復活を果たした。伝統を受け継ぎ直列6気筒エンジンとFRレイアウトを採用した「スープラ」は、来年前半より順次、世界各国で販売される予定だ。(編集担当:吉田恒)