トヨタは、10月25日に、東京都江東区の東京ビッグサイトで開幕する「世界を、ここから動かそう。BEYOND THE MOTOR」をテーマに開催される「第45回東京モーターショー2017」で、スポーツカーと環境技術を融合した新たなクルマの楽しさを提案するコンセプトカー「GR HV SPORTS concept」をワールドプレミアする。
このクルマは、まさにBMWと共同開発を進めてきた次期「トヨタ・スープラ」だ。BMWはすでに8月の米国で、このモデルの兄弟車「Z4コンセプト」を発表している。
「GR HV SPORTS concept」は、TOYOTA GAZOO Racingが世界耐久選手権(WEC)で戦うハイブリッドレーシングマシン「TS050 HYBRID」を想起させるモデルで、「TS050 HYBRID」で鍛え上げてきたハイブリッド技術「THS-R(TOYOTA Hybrid System-Racing)」を搭載する。
エクステリアは、トヨタ伝統のオープンスポーツ「トヨタスポーツ800」(通称・ヨタハチ)や、先代の「スープラ」にも設定された「エアロトップ」スタイルを採用する。ボディサイズは想像していた以上にコンパクトで、全長×全幅×全高4395×1805×1280mmの2座スポーツだ。この寸法はトヨタ86よりも100mmほど長いだけだ。
搭載するパワートレーンのスペックについては触れられていないが、同じプラットフォームのBMW Z4のトップモデルは、3リッター直列6気筒ターボを搭載し、その出力&トルクは、340ps/45.9kg.mを発揮する。
果たして、新型スープラと思われる「GR HV SPORTS concept」搭載のハイブリッド技術「THS-R」は、どんなパワーユニットなのだろう。(編集担当:吉田恒)