韓国一部市民らが日本総領事館周囲を行進

2018年08月16日 16:22

 韓国の全国民主労働組合総連盟(民主労総)組合員や地元市民団体メンバーら約500人が釜山にある日本総領事館近くで15日集会を開き、総領事館前への徴用工像の設置などを訴えた。

 集会後は「日本は戦争犯罪を謝罪しろ」と書いた横断幕を持って日本総領事館周囲を行進した。聯合ニュースが集会と集会後の様子を16日伝えた。

 集会や行進については主催側が日本総領事館裏門前での集会や領事館を一周する行進を地元警察に申請したが警察は「日本総領事館の機能と安寧を脅かす恐れがある」と認めなかった。

 このため、認めないとする通知の執行停止を地裁に求めた結果、地裁は裏門前での集会を認めず、行進については「集会後に日本総領事館の前をしばらく通過しても、領事館の機能や安寧を脅かす恐れがあるとは認めがたい」として市民らの訴えを認めた。行進はこれを受けて行われた。行進参加の市民らは日本総領事館にむけて抗議の水風船を投げたが、混乱はなかった。(編集担当:森高龍二)