安倍晋三総理は26日「あと3年、党総裁、総理として日本のかじ取りを担う決意だ」「新たな国づくりの先頭に立つ」と来月7日告示、20日投開票で実施される自民党総裁選挙に出馬すると表明した。
総裁選挙には石破茂元幹事長がすでに出馬表明しており、事実上の一一騎打ちになるもよう。出馬に意欲を示している野田聖子総務大臣が出馬要件を満たすかどうか厳しい状況にある。
自民党の総裁選挙は政権政党の総裁だけに、事実上の総理選挙になる。このため、候補者がどのような国づくりを目指すのか、公開討論などで、できるだけ国民に分かりやすい論戦を展開することが望まれる。
安倍総理は「新たな国づくりの先頭にたつ」と強調しており、改めて憲法改正に強い意欲をみせたものとみられる。
石破氏は総裁選挙では「国民の関心が高いテーマを重点的に取り上げるべきだと思う。具体的手法についての議論が大事」と国民に総裁の考えが伝わりやすい論戦を強調している。(編集担当:森高龍二)