北海道地震 自衛隊投入2万5千人規模まで増強

2018年09月07日 07:34

 6日午前3時8分に北海道胆振(いぶり)地方中東部を震源とする最大震度7を記録した地震被害の状況について、菅義偉官房長官は同日夕の記者会見で、午後3時現在での状況として、死者7名のほか厚真町を中心に安否不明者がいる。また、厚真町など4町で家屋倒壊や大規模土砂崩れが確認されている、とした。

 菅長官は「警察、消防、自衛隊、海上保安庁の部隊が道外からの応援を含め2万1000人態勢で捜索救助活動にあたっている。自衛隊については現在4900人態勢だが、今後、2万5000人にまで増強していく」と人命第一の方針で対応していくことを強調した。

 またライフラインでは最大295万戸で停電が発生したが、火力発電所の再稼働などにより対応し、一部で回復しつつある、とした。水道については午後3時時点で35市町村の約3万戸で断水が発生しているため、自衛隊が給水活動に当たっている。

 北海道電力の泊原発については午後1時までに1号機、3号機のすべてについて外部電源が復きゅうした、とした。(編集担当:森高龍二)