被災地の子供たちをウルトラマン基金が支援

2012年01月16日 11:00

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ダイドードリンコは被災地支援として「復刻堂 ウルトラエール」の売り上げの一部を円谷プロダクション設立の「ウルトラマン基金」へ寄付。また、通販で1ケース購入すると、ウルトラマン基金オリジナルのポストカード3枚セットを先着300名に進呈するという。(撮影:北尾準)

 2011年は3.11に起こった東日本大震災による被災地や被災者をバックアップすべく、国内外の様々な企業や団体、また個人が支援を行った1年であった。しかし復興への道のりはまだまだ険しく、継続的な支援は2012年以降も続けていく必要があるのは必須だ。

 そのような中、円谷プロダクションが被災地の子供たちの支援を目的に2011年3月に設立した「ウルトラマン基金」が、持続的な支援を実施しているという。

 この「ウルトラマン基金」は震災後、”未来の希望の光である子供たちに、心からのエールと物資を贈り、永続的に支援活動を展開していく”という理念の元、様々な支援を行ってきた。例えば、被災地での有名スポーツ選手による炊き出しやサイン会、ウルトラマンショーの開催。さらに寄付金やマイクロバス2台の贈呈、被災地支援の為の募金活動など、その方法は多岐にわたっている。

 今回のダイドードリンコの支援は、同社の人気シリーズである「復刻堂 ヒーローズ缶」のウルトラシリーズ「復刻堂 ウルトラエール」の売り上げの一部を「ウルトラマン基金」へ寄付するというもの。また、2011年12月末より、同社の通販で同商品を1ケース購入すると、ウルトラマン基金オリジナルのポストカード3枚セットを先着300名に進呈するというキャンペーンも行っている。「年明け早々、同社の通販商品としては多くの問い合わせが来ています。」とダイドードリンコの通販営業部の岡村氏は言う。

 「復刻堂 ヒーローズ缶」は、昭和から平成まで、世代を超えて愛されるヒーローをパッケージにした、幅広い世代に人気の飲料シリーズ。オリジナル性の高いパッケージと、飲料自体のクオリティの高さで再現した同社の主力ブランドである「復刻堂」ブランドのラインアップとして、2009年に発売を開始している。ウルトラマンや仮面ライダー、ゴレンジャーといった人気ヒーローが描かれた斬新なパッケージデザインと、コーラやサイダーといった誰にでも馴染みのある中味が、幅広い世代から支持を得て好調な売上を記録。3年目を迎えた2011年に初のペットボトル展開となる「復刻堂 ウルトラエール」が新たにラインアップに加わっている。

 この「復刻堂 ウルトラエール」は、ほのかな生姜の香りとドライな飲み口、キレのある後味に仕上げた、のど越し爽快なジンジャーエール。パッケージデザインには、昭和のヒーロー「ウルトラマン」「ウルトラセブン」、平成のヒーロー「ウルトラマンティガ」「ウルトラマンゼロ」の4種類をラインアップしている。昭和と平成のウルトラヒーローをあしらったボディボトルは、コレクションとして楽しめるほか、現代社会で希薄になりがちな親子の共通の話題として、会話が弾む家族のコミュニケーションツールにもなるという。

 今回の大震災では、多くの悲しみとともに、人と人との「絆」の大切さを痛感させられた。人を支えるのはやはり人の誠意、温かさだと考えられる。両社はこのような日常的な活動を通し、被災地の子供たちが、一刻も早く元気で笑顔に満ち溢れるような日々が送れるよう、今後も様々な支援を行っていきたいとしている。