いずもは多機能多用途な護衛艦と強調 防衛相

2018年12月21日 08:52

 岩屋毅防衛大臣は19日の横須賀での護衛艦「いずも」視察後の記者会見で「多用途な護衛艦として活躍をしてもらいたいと思う」と護衛艦を強調した。

また「新大綱・中期防の基でも『専守防衛』の基本方針に変わりがあるわけではない」と専守防衛も強調した。

岩屋防衛大臣は「いずも型改修は常時、戦闘機を運用するということではなく、あくまで多機能な、多用途な護衛艦として使っていく。しかし新たな機能も付け加えさせていただくということだ」と述べ「他国にとって脅威になったり、不安を与えたりするようにはならない。そのことを丁寧に説明していきたい」と述べた。

ただ、新たな機能が「空母化」につながることは否定できない。岩屋大臣は「空母」用語は避け「今後、戦闘機も運用できるよう改修をし、太平洋地域の防空態勢を強化すると同時に、自衛隊の航空機に緊急事態が発生した時などに、周りに基地がないという場合には、『いずも』に着艦できる、そういう機能も是非これから併せ持ってもらって、今後とも多機能な、多用途な護衛艦として活躍してもらいたい」などと多機能多用途な護衛艦との言葉を重ねた。(編集担当:森高龍二)