ジャガー・ランドローバー・ジャパンは、コンパクト・パフォーマンスSUV「E-PACE(Eペイス)」2019年モデルを、全国のジャガー・ランドローバー・ジャパン正規販売ディーラーネットワークにて受注を開始した。
エクステリアは、ピュア・スポーツカー「F-TYPE」からインスピレーションを得たデザインであり、スポーツカーのようなドライビング・パフォーマンス、そしてSUVならではの広々とした室内空間と実用性を兼ね備えた「E-PACE」2019年モデルは、ラインアップに最高出力147kW(200ps)を発揮する2リッター直列4気筒INGENIUMガソリン・エンジンを新たに追加し、ラインアップは全30機種展開に拡充した。
また、人工知能(AI)アルゴリズムを備え、リモートキーとスマートフォンのBluetoothを介して車両がドライバーを識別し、ドライバーの好みに応じて、温度設定やインフォテインメント、シート位置などを自動調整する「スマート・セッティング」を新たに搭載した。さらに、離れた場所から車両情報を確認・操作できる「リモート」を全グレードに標準装備し、スマートフォンと連動する機能「InControlアプリ」、「Wi-Fiホットスポット」を装備するなど、コネクティビティを強化している。
新たに搭載した2リッター直列4気筒INGENIUMガソリン・エンジンは、チューンが異なる3種とし、先の最高出力147kW(200ps)&最大トルク320Nmのエンジン、最高出力183kW(249ps)&最大トルク365Nmのユニット、そして最高出力221kW(300ps)&最大トルク400Nmとなる。
2リッター直列4気筒INGENIUMディーゼル・エンジンは、最高出力132kW(180ps)&最大トルク430Nmとあわせて全4種類のエンジンをラインアップする。
最高出力221kWのガソリン・エンジン搭載モデルには、アクティブ・ドライブラインを標準装備。通常走行時にはトルクを前輪50%+後輪50%に、安定した路面での巡航時には前輪に100%を割り当て、燃料消費を抑えるとともに、前輪がスリップするなどAWDが必要な条件では瞬時(0.3秒以内)に後輪へトルクを伝達し、グリップレベルに応じて、後輪に最大100%まで配分し、スムーズで安定した走行が可能だ。
さらに、コーナーリング時にはリア外輪により多くのトルクを配分するトルクベクタリングでヨーレート(回転運動)を発生させ、RWDのスポーツカーのような走りを実現する。
滑りやすい路面でもドライバーが設定した一定速度(3.6km/hから30km/h間)で走行できるオールサーフェイス・プログレスコントロール(ASPC)とエマージェンシー・ブレーキ、ドライバーコンディションモニター、レーン・キープ・アシスト、360度サラウンドカメラ、歩行者用エアバッグなどのドライバー支援システムを標準装備したこともニュースだ。
2019年型のジャガー製新型SUV「E-PACE」の価格は、200psガソリン仕様が8グレード、443.0万円から655.0万円。249ps仕様が8グレード、475.0万円から687.0万円。300ps仕様が6グレード596.0万円から740.0万円。ディーゼル車が8グレード、451.0万円から663.0万円と全30グレードの多彩な品揃えとなった。(編集担当:吉田恒)