平和と繁栄、次世代に引き継ぐ決意を表明 総理

2019年02月12日 08:48

 安倍晋三総理は建国記念日の11日、総理としてのメッセージを発表。「先人たちが勇気と希望をもって、一人一人のたゆまぬ努力により今日の平和で豊かな国を築き上げ、自由と民主主義を守り、人権を尊重し、法を貴ぶ国柄を育ててきた」とし「そうした努力の礎の上に、今日の発展がある」と先人の努力の上に、今日の日本があると振り返った。

 そのうえで「今を生きる私たちは、先人たちの足跡の重みをかみしめ、国際社会とも緊密に連携しながら、この尊い平和と繁栄を次の世代に引き継いでいくため、能う限りの力を尽していく」と決意を示した。

 安倍総理は「平成の、その先の時代に向かって、私たちの子や孫の世代のために、今後も努力を重ね、より良い未来を切り拓いてまいります。平成最後の「建国記念の日」を迎えるに当たり、私はその決意を新たにしている」と発信した。

 また、安倍総理は「伝統を守りながら、同時に、変化をおそれず、困難な課題に対しても果敢に挑み、乗り越えていく」との決意を示している。それが北朝鮮対応、北方領土を含むロシアとの交渉、徴用工や慰安婦問題など歴史問題に絡んだ日韓関係、辺野古問題、総理が望む憲法改正を含むものなのだろうと察せられるが、メッセージでは具体の問題は一切あげていない。(編集担当:森高龍二)