辺野古への建設が最適、ほかにないと岩屋防衛相

2019年02月21日 06:12

 岩屋毅防衛大臣は普天間基地に替わる基地設置場所は名護市辺野古のほかにないと19日の記者会見で明言し「現在の移設計画が適切だ」として引き続き地元県民に理解を求めていく考えを強調した。

 岩屋大臣は「海兵隊の特性と沖縄の地理的重要性を考え併せた時、日米同盟による抑止力を維持するためには、やはり辺野古という選択肢しかないというのが累次にわたって日米の間でも確認され続けてきている」と語った。

 理由について岩屋大臣は「海兵隊というのはそれぞれの機能がばらばらに存在していては力を発揮できない組織だ。司令部、陸上部隊、航空部隊、後方支援部隊の4つが統合されていなければならない」と特性を理由の1つにあげた。

2点目には「沖縄という地理的特性、地理的重要性だ」とし「東アジアの各地域に近い位置にあり、わが国の周辺諸国との間には一定の距離を置いており、日本の守りの最前線は南西地域にあるが、そのほぼ中央にあって、わが国のシーレーンにも近い。安全保障上、極めて重要な位置に沖縄はある」と沖縄に代替施設を作るほかに選択肢はないのだと述べた。(編集担当:森高龍二)