今年10月からの消費税10%実施に伴い手紙とハガキの郵便料金が値上げされる模様だが、値上げには省令改正が必要なため、石田真敏総務大臣は5日の記者会見で「郵便料金に消費税引き上げを反映するのを可能とするため、上限を「84円」に引き上げる総務省令の改正案について、6日から意見公募を実施し、その後、審議会の諮問等、必要な手続きを経て制定したい」と語った。
石田大臣は「具体的な郵便料金の変更には省令改正後の上限料金の範囲内で届出が必要となるが日本郵便は消費税を郵便料金に反映する方針を表明していると承知している」と述べた。
そのうえで「消費税は公共料金についても原則価格に反映すべきものとされている」とし「郵便料金への反映についても国民の皆さんのご理解をいただきたいと思っている」と述べた。
日本郵便は手紙については現行より2円引き上げ「84円」、ハガキは現行より1円高い「63円」にする方向で検討中とみられている。(編集担当:森高龍二)